退院してすぐ、義母から「授乳中はあれもダメ、これもダメ」とLINEが来ました。
カフェインはダメ、辛いものはダメ、生もの系はダメ、乳製品は母乳が詰まる……。読んでいるうちに「じゃあ何を食べればいいの」と頭が真っ白になりました。
産後って、食べることに関する情報が多すぎてしんどいですよね。正しいものと古い言い伝えが混ざっていて、何を信じればいいかわからなくなる。
授乳中に食べてはいけないものって何?義母にいろいろ言われて、何も食べられない気がしてきた…
この記事では、本当に気をつけるべきものと、気にしなくていいものを正直に整理します。難しい話抜きで伝えますね。
産後に本当に気をつけるべき食べ物・飲み物
アルコール:これだけは注意が必要
授乳中のアルコールは、明確に注意が必要です。
飲んだアルコールは血液を通じて母乳に移行します。赤ちゃんはアルコールを分解する力が大人より弱いため、影響が出る可能性があります。
厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」では、授乳中も禁酒が推奨されています。 (参考:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
とはいえ「一滴も飲んではいけない」というわけではなく、飲んだ場合は2〜3時間あけてから授乳する、または事前に搾乳しておく方法があります。産婦人科診療ガイドラインでも、飲酒後2時間以上あけて授乳することが推奨されています。
まとめると:
- 授乳直前・授乳中の飲酒はNG
- 飲む場合は飲酒後2時間以上あけてから授乳する
- 心配な場合は事前に搾乳しておく
カフェイン:量を守れば大丈夫
カフェインも母乳に移行しますが、適量であれば問題ないとされています。
厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」では、授乳中の方はカフェインを多く含む飲料の飲用に注意するよう案内しています。1日2〜3杯程度のコーヒーであれば問題ないとされています。 (参考:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」
「コーヒーを一切飲んではいけない」というわけではないです。ただし飲みすぎると赤ちゃんが興奮して眠れなくなることがあるので、量には気をつけましょう。
まとめると:
- 1日2〜3杯程度のコーヒーなら問題なし
- 飲みすぎは赤ちゃんの睡眠に影響することも
- エナジードリンクはカフェイン量が多いので注意
「ダメ」と言われるけど実は根拠がない食べ物
辛いもの・脂っこいもの→母乳が詰まるは根拠なし
「辛いものを食べると母乳が詰まる」「脂っこいものを食べると母乳がドロドロになる」という話、よく聞きますよね。
でもこれ、科学的な根拠はありません。
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」でも、授乳中の母親の食事について特定の食品を制限する必要はないとされています。また子どものアレルギー疾患予防のために母親が特定の食品を極端に避ける必要はなく、バランスよく食べることが重要であることが明記されています。 (参考:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」)
「辛いものを食べたら乳腺炎になった」という体験談はよく聞きますが、それは乳腺炎の原因が別にあって、タイミングが重なっただけである可能性が高いです。
生もの(刺身・寿司)→授乳中は食べてOK
妊娠中はリステリア菌などの感染リスクから生ものを控えることが推奨されていますが、産後・授乳中については特別に制限する必要はないとされています。
産後の体の回復を助けるタンパク質やDHAを含む魚介類は、むしろ積極的に食べてほしい食材です。
乳製品→母乳の量や質に影響しない
「牛乳を飲むと母乳が出る」「チーズを食べると母乳が詰まる」という話も根拠がないです。
ただし赤ちゃんに乳製品アレルギーが疑われる場合は、授乳中のママが乳製品を控えることで症状が改善することがあります。気になる場合は小児科や助産師に相談してください。
授乳中に積極的に摂りたい栄養素

食べてはいけないものより、食べた方がいいものの方がずっと大事です。
鉄分
授乳中は母乳を通じて鉄分が失われます。出産の出血でもともと貧血気味になりやすい産後のママには、特に意識してほしい栄養素です。
レバー・ほうれん草・小松菜・大豆製品・貝類に多く含まれています。ビタミンCと一緒に摂ると吸収率が上がります。
葉酸
授乳中も引き続き必要な栄養素です。赤ちゃんの発育をサポートします。ブロッコリー・ほうれん草・枝豆・納豆に多く含まれています。
カルシウム
母乳に含まれるカルシウムはママの体から出ていきます。意識して摂らないと将来の骨粗しょう症につながることも。牛乳・チーズ・豆腐・小魚で補えます。
たんぱく質
体の回復と母乳の生成に必要です。肉・魚・卵・大豆製品をバランスよく食べましょう。
DHA
赤ちゃんの脳や目の発達に関わる栄養素です。母乳を通じて赤ちゃんに届きます。青魚(サバ・イワシ・サーモン)に多く含まれています。
「産後の貧血、食事で改善できる?鉄分を摂る方法を正直に解説」
実は、添加物より気にしてほしいこと
「添加物が入っているものを食べたら母乳に影響する?」という不安もよく聞きます。
結論から言うと、日本で販売されている食品添加物は食品安全委員会が安全性を評価した上で使用が認められています。コンビニのおにぎりやレトルトを食べたことで、直接赤ちゃんに悪影響があるという根拠はないです。 (参考:消費者庁「食品添加物」
添加物の有無より、栄養が偏っていないかの方がはるかに重要です。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」でも、授乳中は栄養バランスのとれた食事が重要とされています。コンビニばかりで鉄分・カルシウム・たんぱく質が不足する状態が続く方が、母乳の質への影響は大きいとされています。 (参考:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
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「わかってるけど、栄養のある食事なんて作れない」
鉄分・葉酸・カルシウム・たんぱく質・DHA……。必要な栄養素はわかった。でも産後の体でこれを全部意識しながら料理するなんて、現実的じゃないですよね。
授乳のたびにお腹は空く。でも自分のご飯を作る余裕はない。寝不足で頭がぼんやりしている中で、献立を考えるだけで消耗する。
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よくある質問
Q. 授乳中にお酒を少し飲んだけど大丈夫? 少量であれば授乳前に時間をあけることで影響を最小限にできます。心配な場合はその回の授乳分を事前に搾乳しておくのが安心です。
Q. コーヒーを飲んだら赤ちゃんが眠れなくなった気がする カフェインに敏感な赤ちゃんもいます。気になる場合はカフェインレスコーヒーに切り替えるか、授乳直後に飲むようにすると影響が出にくいです。
Q. 義母に「あれはダメ」「これはダメ」と言われて困っている 古い情報に基づいた言い伝えが多いです。「先生に確認します」と伝えて、かかりつけの産婦人科や助産師に相談するのが一番です。
Q. 授乳中に食事制限してダイエットしていい? 授乳中は通常より多くのエネルギーが必要です。極端な食事制限は母乳の量や質に影響する可能性があります。産後ダイエットは授乳が落ち着いてから始めるのが安全です。

まとめ
情報が多すぎて何を信じればいいかわからなくて、食べること自体が怖くなってきた…
本当に気をつけるべきはアルコールとカフェインの摂りすぎだけです。あとは「食べてはいけないもの」より「ちゃんと食べられているか」を気にする方向にシフトしてみてください。
産後に本当に気をつけるべき食べ物・飲み物はアルコールとカフェインだけです。「辛いものはダメ」「脂っこいものはダメ」という言い伝えの多くは科学的な根拠がありません。
それより大事なのは、鉄分・葉酸・カルシウム・たんぱく質をちゃんと摂れているかです。産後の疲れた体で全部管理しながら料理するのは無理なので、宅配弁当を使うのが現実的です。
食べることに関して自分を責めすぎないでください。ちゃんと食べられているだけで、十分です。
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